
良質な竹の産地として知られる大田原市では、江戸時代から竹と共に歩む文化が息づいてきました。
かつては生活道具として親しまれた竹細工ですが、その竹細工に“芸術”としての命を吹き込んだのは、戦後の作家たちでした。2005年以降、2名の人間国宝を輩出した大田原は、今や世界が注目する竹工芸の聖地。伝統の中に息づく比類なき美意識は、時代を超えて人々を魅了し続けています。
そして今、大田原の竹はさらなる進化を遂げています。伝統的な花籃(はなかご)に見られるような、竹のしなやかさと強靭な弾力を生かした技法が、現代のファッションシーンに溶け込む洗練されたアイテムへと姿を変えているのです。
特に注目したいのが、「竹×異素材」のハイブリッドなアレンジです。 繊細に編み込まれた竹のバスケットに、上質なレザーのハンドルやストラップを組み合わせたバッグは、その代表格。竹の持つ涼やかな光沢と、使い込むほどに深みの増すレザーのコントラストは、和装のみならず、モードな洋服やカジュアルな装いにも驚くほどマッチします。
人間国宝が築き上げた至高の技と、現代のクリエイティビティが交差する大田原の竹工芸。 伝統を「鑑賞」するだけでなく、お気に入りのファッションアイテムとして「纏う」ことで、竹の温もりを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
〒324-0047 栃木県大田原市美原3-3345-6
0287-22-5200
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
御来店の際は必ず御連絡を前もってお願いします