仕事も趣味も充実。
ワークライフバランスがとれるとちぎで就職。

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2025.3.14

日々発見、そして吸収
目標を一つひとつクリアしながら、成長し続けたい

小笠原ちさ子(おがさわら ちさこ)さん
県外出身|栃木県在住
県外大学卒業後、ベンチャー企業勤務等を経て、栃木県にJターン
日産自動車株式会社栃木工場
塗装課

8年前に栃木に移り住んできた小笠原さん。さまざまな経験を経て日産自動車というグローバルカンパニーに就職し、日々スキルアップを志しながら、日本が誇る自動車産業の一端を担う業務に取り組んでいます。そんな小笠原さんに仕事やプライベート、栃木での暮らしについてお話を伺いました。

自身の成長を実感しながら仕事をする喜び

―現在の仕事内容を教えてください

私は車のバンパーの塗装に携わっているのですが、その工程は大きく「塗り」と「仕上げ」に分かれています。私の担当は「仕上げ」の部分で、「塗り」が済んだ状態のものを綺麗に磨き上げたり、製品として問題がないかを確認するため、外観検査や、品質保証などの最終チェックを行ったりしています。勤務体系は朝8時から夕方5時までと、夜の8時から翌朝5時までの昼夜二交代制でシフトが組まれています。

よりよい仕事のためには日々、考えを巡らせることが大切

―この仕事を志したきっかけは何ですか?

大学を卒業してすぐに就職した会社は、介護系のベンチャー企業でした。次に勤めたところは野球教室などに携わる中小企業でした。そこで仕事をするうちに家族を持つことになり、大きな企業でしっかり働きたいと思うようになりました。そして日産自動車栃木工場の期間従業員に応募し、働くことになりました。一年後には試験を受けて正社員に採用され、現在に至っています。

―どのようなところにやりがいを感じますか?

私はこの仕事に就いてから8年間、同じ現場にいますが、日々の業務をこなす中で、様々な知識や技術が積み上がり、自分の技量が上がっていると実感していて、それが嬉しいですね。私は自動車業界のことを全く知らずにこの世界に入ったので、当初から何もかもが目新しく、発見や吸収の連続でした。その新鮮な感覚は何年経っても同じで、これからも仕事に活かしていきたいと思っています。また社歴が長くなればそれだけ後輩も増えていくので、自分が培ったスキルを伝えていくことも多くなりました。彼らの成長を目の当たりにすることが、やりがいになっています。私も入社当初は何もわからず、先輩方に様々なことを教えてもらい、支えてもらいながら、ここまでやって来ました。ですので、今度は私も後輩と一緒に研鑽を積みながら、様々なことを伝え、共に成長していきたいです。

モチベーション向上のための制度とワークライフバランスの充実

モチベーション向上のための制度とワークライフバランスの充実

―日産自動車栃木工場の魅力を教えてください。

まず、教育カリキュラムが充実しています。このシステムによって自分の知識、技能、専門性などが高まっていることを実感できますし、担当している仕事のスキルアップにつながっています。また、資格支援制度もしっかりしていて、何らかの国家資格を取りたい時に会社のバックアップが受けられます。定期的に昇給の機会もあるので、社内での自分のポジションが明確になり、ステップアップへのモチベーションを保つことができます。上司との面談も頻繁に行われるので、そこで自分のビジョンを伝えることもできますし、様々な情報を双方で共有できるところが、大きなメリットだと思います。

―入社して良かったと思うのは、どのようなところですか?

勤務時間の区切りがしっかりしていて、オンタイムとオフタイムの区別がしっかりできるところです。仕事と私生活の両立がしやすく、安心して働けるので、そこはとても満足していますね。また、ライフサポート休暇など、福利厚生が充実しているのも魅力の一つだと思います。

よりよい仕事のためには日々、考えを巡らせることが大切

―仕事をする上で大切にしていることはありますか?

工場では、ラインで動いています。私が担当している「塗装」では、塗ること自体はロボットが行うのですが、ロボットを操作するのは人間です。ヒューマンエラーが生じることもないとは言えません。どのようにしてミスを防ぐか、あるいはより良いものを作っていくにはどうすればいいのかなど、常に思考を巡らせることがとても大切だと思っています。ですので、考えない日はないというくらい、常に自分を律しながら仕事をしています。

よりよい仕事のためには日々、考えを巡らせることが大切

―将来のビジョンを教えてください。

現在、色々な工程で女性の工長や監督者が活躍しているので、私もそういった責任あるポジションを目指したいと思っています。工場勤務はまだまだ男性中心のイメージがありますが、そのイメージを変えたいという思いもありますね。また、一日一日を大切に、その時々の目標をクリアしながら、仕事に臨んでいきたいです。

ものづくりの会社も原点は人。だからこそ人間力を磨きたい

―社内の方々と、仕事以外での交流はありますか?

歓迎会やボウリング大会、野球大会といったレクリエーションがあります。また、全社を挙げたイベントとして、「日産しらさぎ祭り」が年に一度開催されます。イベントや準備などを通じて、社内の方々と交流を深めています。

―出身も大学も、そして前職も他県ということですが、現在は栃木県に住み、仕事をしてみて、栃木の印象はいかがですか?

都内に近いのが嬉しいです。食べ物も美味しいし、温泉もたくさんあるし、何より気候が良いのでとても住みやすいと思っています。また、私は趣味で時々、海外旅行に行くのですが、成田や羽田などの空港にも比較的近く、アクセスしやすいのもいいですね。

ものづくりの会社も原点は人。だからこそ人間力を磨きたい

―休日はどのように過ごされていますか?

先にもお話しした通り、勤務体系が昼夜二交代制です。日勤が終わると次の勤務が夜勤になります。例えば、金曜日の夕方5時に仕事が終わると、次の出勤は月曜日の夜8時です。そうするとほぼ3日間が休みになるので、その時間を使って小旅行をしたりしています。また、家族との時間を大切にしていて、食事を作ったり映画を見たりしながら、自宅でのんびりと過ごすことも多いです。

―最後に就活生に対するメッセージをお願いします。

まずは自分の目標を持って就職活動をすることが大切だと思います。5年後に自分がその企業でどうなっていたいかというビジョンを明確にすることが大切だと思います。特に日産自動車は大きな企業で、入社後どこに配属されるかによって仕事内容も求められることも違うので、自分の意思をきちんと持ち、それを伝えることが重要です。日産はものづくりの会社ではありますが、それを作っていくのは人。会社は人を育成していくという大きな使命もあります。だからこそ人間力が大事になってくるので、そこを磨く努力が必要だと思っています。

工場のラインと向き合うことは決して単純作業の繰り返しではない。小笠原さんの言葉を聞いていると、単なる「作業」ではなく、ものづくりというクリエイティブなものであり、思考の集積なのだということを実感しました。昨日より今日、今日より明日、明日より明後日を良くすることを日々考え、仕事につなげていくその姿勢が、世界中で信頼される日本の自動車産業の根幹。それを日々実践しながら、オンもオフも充実させている姿が印象的でした。

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