2025.3.13
一生ものの技術をこの手に
真っ直ぐなメンタリティで挑み続ける
奥深きメカニックの世界
若林 健太(わかばやし けんた)さん
栃木県出身|栃木県在住
県外大学(国際経営学部)に進学後、地元栃木で就職
コマツ栃木株式会社
鹿沼支店 サービス課
2025.3.13
若林 健太(わかばやし けんた)さん
栃木県出身|栃木県在住
県外大学(国際経営学部)に進学後、地元栃木で就職
コマツ栃木株式会社
鹿沼支店 サービス課
小学生の頃から大学を卒業するまで、青春時代のほぼ全てを野球に捧げた若林さん。新卒で入社した現在の会社で、建設機械のメカニックという未知の分野で奮闘して5年。仕事にかける思いや、将来の夢を伺いました。
―現在の仕事内容を教えてください
当社では油圧ショベル、ブルドーザ、ホイールローダといった、「コマツ」の建設機械全般の販売と、製品の修理・メンテナンスを行っています。各支店は営業・サービスメカニック・事務職の3セクションで構成され、スタッフ同士が連携してお客さまと地域のインフラを支えます。その中で僕は、当社の機械を使ってくださっているお客さまのもとへ行き、メンテナンスや修理、故障診断を行っています。普通自動車の車検に該当する「特定自主検査」を行うこともあります。
―この仕事をしていて、どのようなところにやりがいを感じますか?
やればやるほど知識が増え、スキルアップしているという手ごたえが感じられるところです。この奥深さこそがメカニックの醍醐味だし、一番のやりがいだと感じています。「コマツ」は扱っている機械の種類が多く、使用する工具も部品も多岐にわたります。就職した当時は知識が全くなく、「自分にできるだろうか?」と不安だらけでした。でも先輩方のサポートを受けながらたくさんの現場を経験し、少しずつスキルが身に付くにつれ、現場に行ったとき「この場合はこう対応する」「この部品を使う」という判断が自分でできるようになってきました。まだ先輩の手を借りることもありますが、自身で成長を実感できることが、大きなモチベーションになっています。
また、当社のメカニックは、工場でひたすら同じ作業を繰り返すルーティンワークではありません。日々異なる機械のメンテナンス・修理を丸ごと任されるので、大変ではありますが、そこに面白さを感じています。
―これまで困難なこともあったと思います。どのように乗り越えてきましたか?
急な機械トラブルに見舞われた現場に駆けつけたり、お客様のスケジュールに合わせて限られた時間内に作業をしたりと、常に臨機応変な対応が求められます。機械が相手なので、時には思い通りにいかないこともあります。修理をしてもなかなか直らなかったり、原因の分からない不具合が続いたり…思わず頭を抱えたくなるような場面も数多く経験しました。それでも心が折れることなくやってこられたのは、困った時には必ず先輩方が助けてくれるから。当社はベテランのメカニックが数多く在籍しています。ベテランというと話しかけづらいイメージがありますが、全くそのようなことはなく、誰もが親身に相談に乗ってくれるので、一人の現場でもとても心強いです。
―今の会社のどのようなところが魅力だと思いますか?また、どのようなところが働きやすいと感じますか?
一日の作業スケジュールを自分で管理できるところに、働きやすさを感じています。その日にやるべき業務は当日の朝に示されますが、それをどのような時間割でこなすかは、ある程度個々の裁量に任されています。
また、僕は20代前半で結婚して、3人の子供を授かりました。子供のいる家庭を持つのが夢だったので、仕事を頑張りつつ、子育てにもしっかり参加したい。そのような思いにも会社が理解を示してくれていて、ありがたいです。
―就活では、どのような点を重視して会社選びをしましたか?
小学生の頃に野球を始め、その後、大学を卒業するまでひたすら野球に打ち込みました。他のことにはほとんど時間が割けないほど、生活のほぼ全てが野球でした。就活にも、まわりの友人達のように時間を費やすことができなくて。その分、「自分はどんな風に働きたいのか」という希望を明確にして臨みました。
僕は生まれも育ちも栃木で、地元を離れたいと思ったことは一度もありません。卒業後もずっと栃木にいたいという思いがあったので、そこを最優先し、栃木に拠点がある会社に絞りました。
―最終的に「コマツ栃木」に入社を決めた理由は何ですか?
中学生の頃に父親が単身赴任になり、寂しい思いをした経験から、いつか家族ができた時、同じ思いをさせたくないという思いがありました。ですので、県外への異動や転勤がなく、地元で働き続けられる会社がいいと思っていました。この条件で絞っていき、最終的に「コマツ栃木」に決めたのは、同社の職場見学やインターンシップに全て参加し、穏やかで親しみやすい社風に惹かれたからです。
―生まれ育った栃木が大好きなのですね。栃木で働き暮らす上で、一番の魅力はどのようなところでしょうか?
何といっても、自然豊かで空気がおいしいところです。買い物も便利で、暮らしやすい土地柄だと思いますね。県外の大学に通っていた頃、特にそれを実感しました。結婚して子供ができてから、休日は公園で過ごすことが多いのですが、子供がもう少し大きくなったら自然豊かな場所で一緒に野球をしようと思っていて、今からとても楽しみです。
―現在の仕事に就いて、自身が一番成長したと感じているのは、どのようなところでしょうか?また、今後のキャリアプランがあれば、お聞かせください。
色々分かるようになってきたとはいえ、まだ先輩方に助けてもらうことも多々あります。もっとスキルアップして本当の意味で一人立ちすることが当面の目標です。そしてゆくゆくは溶接の仕事もやってみたいと思っています。当社にも溶接の部門があるので、研鑽を積み、いつか携われたら嬉しいですね。
―スキルアップのための支援はありますか?
当社は、社員のスキルアップための支援を惜しまない会社です。仕事に必要な資格は全て会社負担で取得でき、おかげでメカニックのプロとして、お客様に向き合うことができます。また、新人に限らず、何歳になっても受けられる社内研修があります。希望すれば「コマツ」の本拠地である石川県に数日滞在し、様々な研修を受けることができる制度です。こうした研修を活用し、知識やスキルを常にアップデートし続けたいと思っています。
―最後に、今後どのような人と一緒に働きたいと思いますか?あわせて、貴社への就職を目指す方に向けてメッセージもお願いします。
まわりの人と誠実なコミュニケーションが取れる人と一緒に働きたいです。最初は高度な技術は持っていなくて当たり前。それよりもやる気と元気、そして責任感を持って取り組む姿勢が求められます。困難な状況でも投げ出さず、必要なことは先輩に聞いて、責任を持ってやり遂げる。この積み重ねの先に大きな成長があり、一生ものの技術を身に付けることにつながると思います。最初は覚えることが多くて少し大変かもしれませんが、機械や乗り物が好きな人は、やりがいを持って取り組めると思います。経験豊かな先輩がしっかりサポートしてくれますので、ぜひ飛び込んで来てほしいですね。
インタビューでは、明るく気さくな雰囲気で場を和ませてくれた若林さん。「自分はまだまだ」と謙遜しながらも、仕事について真剣に話す表情からは、真っ直ぐで誠実な人柄と、仕事への気概が垣間見えました。プライベートでは3児のパパ。お子さんのことを話すときには優しい笑顔がこぼれ、二つの表情がとても魅力的でした。大好きな地元で仕事もプライベートも満喫しながら、野球だけでなく会社でも「エース」を目指してください。
Profile
若林 健太(わかばやし けんた)さん/20代
栃木県出身|栃木県在住
コマツ栃木株式会社
鹿沼支店 サービス課
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