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2025.3.7

心地いい地元暮らしで
新ブランド開発の夢を叶えたい

田中 啓裕(たなか よしひろ)さん
栃木県出身|栃木県在住
県外の大学院(機械工学系)に進学後、栃木で就職
カルビー株式会社
研究開発本部 商品開発1部 ポテトチップス課

宇都宮市の清原工業団地にある「カルビー株式会社 R&Dセンター」。同社R&Dセンター内にある研究開発本部に所属する田中さんは、入社9年目の33歳。日常生活にささやかな幸せをもたらすお菓子を届けたい一心で仕事に励む田中さんに、お話を伺いました。

ダイレクトに届くお客さまの声が
やる気につながる

―現在の仕事内容を教えてください

研究開発本部に所属し、主にポテトチップスの“味(フレーバー)”を作る仕事をしています。企画を持ってくるマーケティングと、味付けを考える開発担当が2人1組になり、コンセプトにズレがないか擦り合わせながら、商品開発を行っています。

―この仕事の魅力はどのようなところですか?

子どもから大人まで、たくさんの方に喜ばれる商品づくりに携われることですね。コンビニやスーパーで、自分が関わった商品を手にしてくださるお客様を目にすると、感謝の気持ちでいっぱいになります。自身の生活圏内で、手掛けたお菓子に対する消費者の反応を直接見ることができるのも、魅力だと思います。

ダイレクトに届くお客さまの声がやる気につながる

偶然の出来事が
一生の縁となるかもしれない

―食品開発という仕事を目指したきっかけは?

当初は、機械工学系の大学出身なので、工業系の会社を受けるつもりでした。正直なところ、食品系は頭になかったです(笑)。でも、たまたま論文を探しているときに食品の食感に関する研究資料を見つけ、何気なく読んでみると、自分がやっていた金属を強くする研究と似ていることが分かって。「あれっ、もしかして食品系も意外といけるんじゃないか」と思ってチャレンジしたのが、カルビーでした。

―面接ではどのような印象を受けましたか?

工学系の大学から食品メーカーに就職を希望するケースは珍しいかもしれませんが、会社側はそこに必要性を見出してくれ、積極的に私のことを理解しようとしてくれたことがうれしかったですね。入社面接が複数回あったのですが、毎回、先輩方がやわらかな雰囲気で迎えてくれたのが印象的でした。心地良い雰囲気のなか、これから自分が何をしたいかをじっくり話し合えたことが、入社の決め手になりました。

“偶然の出来事が一生の縁となるかもしれない

伝える、受け止める
自己成長につながる多様なコミュニティ

―仕事をする上で心掛けていることはありますか?

たとえば工場の製造担当者にオペレーションの変更を依頼する際、用件だけでなく、その依頼に至るまでのバックグラウンドをきちんと伝えるよう心掛けています。これは上司からの助言を受けて実行し始めたのですが、おかげでとても円滑に業務を進められるようになったんです。なぜこの取り組みが必要なのか、これをすることで、どのような効果が期待できるのかを伝え、製造担当者の理解と納得を得て、思いを共有する。商品づくりにおいて、このプロセスこそが重要だと実感しています。

―仕事を通じて、自分が成長した部分はどのようなところですか。

学生時代とは比較にならないほど多くの人と関わるので、コミュニケーション能力がついたという点ですね。でも、もっと上をいく先輩たちがいます。特に私の上司は物事を円滑に進める力に長けていて、人間力の大きさを日々、目の当たりにしています。私もいつかそうなれたらと思っています。

―どのような人と一緒に働きたいですか?

まずは、食べるのが好きな人。そして色々なことに興味を持って、物事を自分事として考えられる人でしょうか。「やらされている」という意識で仕事に取り組んでも、その先の成長が見込めないと思うんです。それよりも、なぜ自分がこの仕事をする必要があるのか、そこをしっかりと認識することが大切だと思います。目的意識を持って能動的に仕事に取り組める人と一緒に仕事をしたいです。

伝える、受け止める、自己成長につながる多様なコミュニティ

生まれ育ったこの街から
新商品を届けてみたい

―栃木での暮らしはいかがですか?

大学時代の6年間は東京で過ごし、カルビー入社後はすぐに鹿児島の工場に配属され、そこで3年間過ごしてから、地元栃木に戻りました。鹿児島にいるときは、年に数回しか栃木に帰ることができませんでした。
一度離れて戻ったことで地元への愛着が増し、良さを再認識しました。ドライブやカメラが好きな私にとって、栃木は趣味も思い切り楽しめる土地柄。各地に美しい風景などの撮影スポットがたくさんあるので、休日はよく車を運転して出かけます。 通勤利用もできるLRTも開通して、ますます活性化していく宇都宮の今後にも期待しています。

―今後の展望をお聞かせください。

将来的には新規ブランド商品を開発し、工場の製造ラインを立ち上げてみたいです。自分が手掛けたお菓子が、色々なところに並ぶ光景を見てみたいですね。カルビーは、社員一人一人の思いを尊重する社風なので、「やってみたい」と思うことがあれば、どんどん手を挙げることができます。
フレックス制で、ライフワークバランスも良好。働きやすい環境が整っているので、安心して着実にキャリアを積んでいけると思います。これからも自分らしさを大切にしながら、夢を叶えていけるよう頑張りたいです。

生まれ育ったこの街から新商品を届けてみたい

就職活動をするなか、ふとしたきっかけで食品業界に目を向けた田中さん。お客様からのダイレクトな反応に手ごたえを感じつつ、充実した日々を送っています。新ブランド商品をゼロから開発・製造する夢を実現するため、日々全力で仕事に取り組んでいます。田中さんが作った新しいお菓子を、子どもたちがおいしく頬張る未来を、心から楽しみにしています。

カルビー株式会社 研究開発本部 商品開発1部 ポテトチップス課 Profile 田中 啓裕(たなか よしひろ)さん/30代
栃木県出身|栃木県在住
カルビー株式会社
研究開発本部 商品開発1部 ポテトチップス課

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