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2025.2.14

やりがいと働きやすさを叶えた
栃木へのIターン

藤村 望(ふじむら のぞみ)さん
岩手県出身|栃木県在住
県外大学(工学部大学院)に進学後、福島県で就職
転職を機に栃木にIターン
エム・イー・エム・シー株式会社
技術部 プロセス技術課

県外で生まれ育ち、大学進学、就職を経て、転職を機に栃木に移住した藤村さん。どのような経緯があり栃木で働くことになったのか?働きやすさを感じる会社の制度とは?「えるぼし認定企業」の取り組みもまじえ、お話を伺いました。

製品を作るのは機械だけど、機械を動かすのは人

―現在の仕事内容を教えていただけますか?

エム・イー・エム・シーでは、半導体デバイスの材料となるシリコンウェーハを製造しています。そのなかで私の仕事は、安定的に製品を生産できる環境をつくることです。具体的には、薬液の量や圧のかけ方などさまざまな条件で原材料を加工するのですが、それらの加工条件をテストしてベストな値を見出す、といった仕事に携わっています。

―この仕事をしていて、やりがいを感じることは何でしょうか?

生産過程で不具合が生じた際に、その原因を見つけて解決できるとやりがいを感じますね。また、製品を作るのは機械だけれど、その機械を動かすのはオペレーター、つまり人です。オペレーターとのコミュニケーションはとても大切にしています。生産条件の確定、稼働後のフィードバックなど、相互にやりとりを重ねてより良い生産環境を作っていくので、支え合える関係性を築くことは、仕事するうえでモチベーションにつながっています。

製品を作るのは機械だけど、機械を動かすのは人

長期キャリアを見据え、栃木に転職

―新卒時は福島県で就職し、その後、転職を機に栃木に移住されたと伺いました。そのきっかけは何ですか?

最初に勤めた会社でも生産技術の仕事をしていて、やりがいもあって充実していました。その会社での長期的な展望もイメージはしていたのですが、夫(当時は結婚前でしたが)が職場の異動で栃木に行くことになり、思い描いた通りにはいかないなと思い始めて…。私は結婚や出産を経ても仕事は続けたいという希望があり、早い段階で長期キャリアを見込める環境に身を置いたほうがいいと考え、栃木の企業への転職活動を始めました。

―転職活動のなかで、エム・イー・エム・シーに入社をした決め手は何ですか?

それまで携わってきた生産技術の経験を活かせると思ったこと、ライフステージに合わせた働き方を選びやすい会社だと思えたことが決め手になりました。エム・イー・エム・シーが「えるぼし認定企業※」である点も、魅力のひとつと感じましたね。
※女性活躍を推進する企業に与えられる厚生労働省の認定。

長期キャリアを見据え、栃木に転職

働きやすさは、仕事を続けるモチベーションになる

―ワークライフバランスについて意識していることはありますか?

フレックス制度が本当にありがたいです。コアタイム(10:00〜15:00)を含んでいれば、出勤時間を前後どちらに動かしてもOK。たとえば冬の朝に雪が降っていても、始業時間に間に合うだろうかと焦ることなく、ゆとりをもって通勤できますし、残業時間が蓄積されればその分を1日の休日にすることも可能です。 フレキシブルに調整できるメリットを活かして、仕事とプライベートのメリハリをつけて働けるのは、とてもありがたいですね。

―今後利用していきたい支援制度などはありますか?

フレックス制度の他に、1時間単位で取得できる有給休暇や、「子の看護等休暇」があります。「子の看護等休暇」は一般的には小学校3年生までですが、当社では小学校6年生まで認められています。「えるぼし認定企業」ならではのサポートが充実しているのが魅力ですね。また、会社から歩いて5分ほどの場所に、企業主導型保育園が用意されていることも、今後出産するかもしれない身としてはとても心強いです。当社では、女性社員が結婚や出産を機に退職するケースが少ないのですが、それはこういった手厚い支援制度のおかげではないかと思います。

働きやすさは、仕事を続けるモチベーションになる

英語力を身につけ、海外との仕事にも関わっていきたい

―今後のキャリアプランはどう考えていますか?また、それを支える会社のサポートなどはありますか?

海外事業所での仕事にも関わっていけたらいいですね。今は英語力を高めるため、会社で用意されている英語学習のプログラムに参加して頑張っているところです。エム・イー・エム・シーではキャリアアップや社員評価の制度は、すべて男女平等です。サポートの機会も平等に与えられるのは、外資系企業ならではかもしれません。

―最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

せっかく大学で専門知識を学んだのだから、就職後はそれを活かさないともったいない、と思う人も多いと思います。逆に、これについては学んでいないからできないかな?と尻込みすることもあるかもしれません。でも、仕事は入ったところで学べば大丈夫!だから希望職種もあまり限定せず、縁がつながったところで頑張ろうというスタンスでもいいのではないかと思います。あまり希望を絞りすぎずに、広い視野を持って、頑張ってくださいね。

インタビュー冒頭でご自分の仕事を話すとき、「この仕事に工学の知識はそんなにいらないんですよ。やる気とコミュ力があればできます」と笑って話してくれた藤村さん。その思いは「結局、機械を動かすのは人だから」という言葉に集約されていた気がします。今後もワークライフバランスを大切にして、キャリアを積み重ねていってくださいね。

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