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2025.1.31

Uターン転職で叶えた
路線バス運転士という夢

稲葉 元幸(いなば もとゆき)さん
栃木県出身|栃木県在住
栃木県内工業高校卒業後、東京で就職したのち、栃木にUターン転職
関東自動車株式会社
宇都宮営業所 路線バス運転士

新卒時は東京で就職し、10年の年月を経て栃木にUターンした稲葉さん。一度県外に出たからこそわかる、栃木の良さとは?誠実な人柄が滲み出る話しぶりの稲葉さんに、さまざまな思いを伺いました。

お客さまの「ありがとう」が喜び
日々バスのハンドルを握る

―現在の仕事内容を教えていただけますか?

宇都宮市内の路線バスの運転士をしています。バスの運転をするのはもちろんですが、日常点検といって運行前、運行後に運転士自ら車両点検をしますし、車内清掃も行います。

―この仕事をするなかで、やりがいや喜びはなんでしょうか?

私は運転をすることが好きなので、バスの運転そのものが楽しいですね。バスは一台一台に個性があって、それに合わせて運転することが、自分のなかでのやりがいになっています。
でも一番うれしい瞬間は、やはり利用してくださるお客さまとのふれあいが持てたとき。降車される際に笑顔で「ありがとう」とお声をかけていただいたときなど、いちばん喜びを感じます。お客さまの足としてお役に立てているという実感も持てますし、充実感をおぼえます。

お客さまの「ありがとう」が喜び。日々バスのハンドルを握る

支えたい人がいるから栃木に戻る
ならば夢だった、バス運転士になろう

―栃木へのUターンと同時に関東自動車に転職もされたと伺いました。その決め手はなんでしたか?

私は工業高校の出身なのですが、就職先として「鉄道」は花形というか…みんなが憧れる業種だったんですね。先生方からの勧めもあり、新卒時は東京の鉄道会社に就職しました。そこで10年ほど勤めていたなかでも、いずれは栃木に戻りたいなという気持ちは常にありました。自分自身、あまり人混みが得意ではないこと、生まれ育った街に住み心地の良さを感じていたこと、そしてなによりも私を育ててくれた祖母の年齢的にも、栃木に戻って一緒に暮らしたいという思いが強くなってきたことなどが、Uターン転職を決める理由になりましたね。
支えたい人がいるから栃木に戻るならば夢だった、バス運転士になろう

―どうして関東自動車に入社を決めたのですか?

じつは私は、子どものころ「バスの運転士さん」になるのが夢だったんです。幼少期に路線バスを利用する機会が多く、大きなバスを運転する姿に憧れがありました。高校卒業時は年齢的にバス運転士の免許を取ることができなかったこともあり別の道を歩み始めましたが、「栃木に戻ろう」と思うのと同時に、バス運転士という職業がまた脳裏に浮かんできました。
そんなときに、東京で転職サイト運営会社が開催する「バス会社の合同説明会」があり、そこで関東自動車に出会ったんです。そこで関東自動車には大型免許を取得するための支援制度があることを知り、子どものころからの夢を実現する未来がひらけたような気がしましたね。そしてなによりも関東自動車が「関東バス」と呼ばれて親しまれている、栃木のバス会社のトップ企業であることにも魅力を感じました。
支えたい人がいるから栃木に戻るならば夢だった、バス運転士になろう

栃木の魅力は
自然と、人とのコミュニケーション

―東京での暮らしも経験されたうえで、改めて栃木の良さを感じることはありますか?

私の趣味は山登りで、休みの日は会社の同僚と登山を楽しむことがあります。栃木は初心者向けから上級者向けまでさまざまなグレードの山があるので、登山を楽しむにはとてもいい環境ですね。
また、人とのつながりのあたたかさもとても心地よいです。面倒と思う人もいるかもしれませんが、自治会とか、子どものころから参加していた「お囃子会」とか、そういう地元に根づいたコミュニティでの活動も、大切にしています。

栃木の魅力は、自然と、人とのコミュニケーション

栃木で暮らす人々を、一緒に支えていきましょう

―関東自動車はどのような人材を求めていると思いますか?

路線バスは地域の方にとってのインフラであり、地域に根ざした公共交通です。関東自動車には路線バス以外にも観光バスや高速バスがあり、すべてを通して栃木の発展に貢献したいという思いがあります。そのようなビジョンに共感してくれる人、明るく元気な人を求めていると思いますね。それから、バス運転士の高齢化が進んでいるので、ぜひ若い人にどんどん入ってきてほしい!一緒に栃木の暮らしを支える気持ちで働けたら、うれしいです。
栃木で暮らす人々を、一緒に支えていきましょう
―最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

私は現在の会社が2社目ですが、1社目の鉄道会社での経験もとても有意義だったと感じています。仕事との出会いは、自分ひとりでどうにかなるものではない「ご縁」によるものが大きいと思うので、その縁を大切に取り組めば、見えてくるものがあると思います。そしてなによりも、やりたいことがあったらトライする気持ちを忘れずに!それが一番大切だと思います。

栃木に戻った一番の理由は、育ててくれたお祖母さまと一緒に暮らすため、という心優しい稲葉さん。バス運転士は時には体力的に厳しい面もあるとのことですが、子どものころからの夢だった「路線バスの運転士」という仕事に実直に取り組んでいる姿が印象的でした。30代の運転士は、社内でもホープ的存在!今後も私たち市民に寄り添ってくれる「バスの運転士さん」として活躍してくれそうです。

関東自動車株式会 宇都宮営業所 路線バス運転士 Profile 稲葉 元幸(いなば もとゆき)さん/30代
栃木県出身|栃木県在住
関東自動車株式会社
宇都宮営業所 路線バス運転士

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