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2024.3.14

ゼロイチから始まるモノづくりで
宇宙環境整備を目指したい

石垣 希(いしがき のぞむ)さん
県外出身|栃木県在住
県内大学(理工学部)・大学院(理工学研究科)を卒業後、栃木で就職
株式会社BULL
スペースエンジニア

宇宙環境整備という壮大な目標に向かって日々、研究開発を続ける20代の石垣さん。スタートアップ企業の若きメンバーとしてゼロからモノを作る情熱とともに、開発機器の実用化を目指しています。そんな石垣さんに仕事や会社の魅力、栃木での生活についてお伺いしました。

世の中にないものを創造する喜び、そして宇宙環境整備に対する貢献

―現在の仕事の内容を教えていただけますか?

宇宙環境におけるインフラ整備のための機材製造の研究開発に携わっています。打ち上げロケットの上段や運用を終えた人工衛星などを宇宙デブリ(宇宙ゴミ)と言うのですが、それが衛星軌道上を秒速7kmというものすごい速さでぐるぐると回っています。それを放置していると衛星に衝突したり、場合によっては宇宙ステーションに接近したりと非常に危険です。そうしたことを防ぐために、デブリ化防止装置の開発をしています。

―具体的にはどのような装置なのでしょうか?

ロケットや人工衛星などにあらかじめ搭載し、それらが運用を終えた後にゆっくりと減速させ、大気圏に落として燃焼させます。それによってデブリ化を防ぐというものです。現在、開発段階ですが、これが実用化すれば宇宙空間の環境整備に貢献できると考えています。

―そのような仕事をする中で、やりがいや喜びは何でしょうか

まずはゼロから何かを作っていくことですね。「まだ世の中にない新しいものを創造していく」、「0から1を作り出す」というゼロイチの開発を進めていくことに大きなやりがいを感じています。もちろん今までにないものを作るので、日々、試行錯誤の繰り返しではありますが、さまざまなシミュレーションの反復の中で生まれる小さな成功体験の積み重ねがモチベーションにつながり、それがこの仕事のやりがいや喜びになっています。また、小さい頃からロケットや飛行機など空を飛ぶものが好きだったので、それらに関連する仕事に就けたというのもありますね。

世の中にないものを創造する喜び、そして宇宙環境整備に対する貢献

スタートアップ企業ならではのフラットな職場環境でスキルアップ

―宇宙関連事業を行っているさまざまな企業の中から「株式会社BULL」を選んだ理由は?

大学時代の恩師との出会いが大きかったですね。もともと航空宇宙関連の仕事に就きたかったので、就活の時期に恩師に相談したところ、宇宙に関係するスタートアップ企業であるBULLという会社を知ることができ、その事業内容に大きな可能性を感じました。僕は、今まで学んだことを役立てながら、仕事で多くの経験を積んでいきたい、いろいろなことに挑戦したいと思っていたので、これまでにないものを開発し、実用化を目指していくBULLに共感を覚えたんです。

―会社の雰囲気や魅力を教えてください

株式会社BULLは設立間もないスタートアップ企業です。スタッフの人数も少ないし、その分一人ひとりの仕事における責任は大きいと思います。ですが、社内にいわゆる階層というものがなくフラットなので、スタッフ間のコミュニケーションがよく取れていて、なんでも話せる環境です。また、新人であってもプロジェクトの全体像を見渡すことができ、それに伴って一つのことだけでなく幅広い業務を任せてもらえるので、それがやりがいにもなりますね。さらに技術力の高い専門家の先輩方が在籍していて、先輩・後輩の垣根なく話を聞ける機会が多いというのも自分のスキルアップにつながる大きな魅力だと思います。そしてもう一つ、東京などの大都市ではない宇都宮で、宇宙に関わる仕事に携われるということにとてもワクワクしますね。

―今後のヴィジョンや目標は?

3~5年後を視野に現在開発中の装置を実用化させたいと考えています。実際にロケットに装備してその効果を確認したいですね。宇宙関連事業はこれからも新しい発想や技術でさまざまなものが生まれるはず。僕自身も技術力を高めながら、大きなプロジェクトを担って、宇宙産業全体に貢献していきたいと思います。そのためには、技術力だけではなく、プロジェクトのマネジメント能力も必要となるので、そのスキルアップも目標の一つです。将来、それらが叶うよう毎日を積み重ねていきたいですね。

スタートアップ企業ならではのフラットな職場環境でスキルアップ

仕事とプライベートの両方を充実させる「ワーク・ライフ・インテグレーション」

―他県の出身とのことですが、栃木の印象はいかがですか?またプライベートはどのように過ごしていますか?

僕の出身地とは気候も風土も違いますが、とても住みやすいと思っています。特にほどよく都会、ほどよくローカルなところが気に入っています。東京など首都圏にもアクセスしやすいですし、どこかのんびりしていて、人の雰囲気も穏やかですね。僕はバイクが好きで、通勤を含め普段の移動はほぼバイクですが、栃木は景色の良い場所もたくさんあるので、休日は時々ツーリングを楽しんでいます。僕の場合、仕事とプライベートの両方を充実させる「ワーク・ライフ・インテグレーション」を実践すれば、それぞれが影響し合ってより良い相乗効果を生み出すと考えているので、そういう意味でも休日は体を休めるというよりは、アクティブに楽しく過ごそうと思っています。最近は衝動的にベースギターを購入しました。これも今後の趣味の一つとして楽しんでいきたいです。

仕事とプライベートの両方を充実させる「ワーク・ライフ・インテグレーション」

「聞く力」「受け取る力」が成長の糧に

―株式会社BULLの仕事はどんな人が向いていると思いますか?

スタートアップ企業に求められるのは即戦力です。新人であっても専門性やある程度の技術力が必要なので、そこは大切なところです。また、プロジェクトに加わり、先輩方や外部の専門家の方々とコミュニケーションを取りながら自己研鑽を重ねていく上で、チームワークはもちろん必要ですし、なかでも「聞く力」「受け取る力」が求められます。人の話を聞いて「自分は違う」と思っても、まずは肯定する。その上で自分の意見を主張していくような「Yes,but」ができる人が良いですね。

―就活生へのメッセージをお願いします

この業界を目指すには専門知識や技術力が求められます。なので、まずはその分野を学んでそれを活かしたいという熱意を持つことですね。学校で真剣に学んだことは素晴らしい財産になると思うので、それを大切にして欲しいです。仕事をする上でそれらが活かせる部分、あるいはそうではない部分もあるかもしれませんが、決して無駄にはならないはずです。それを踏まえた上で、まず、できるところから行動に移していって欲しいと思います。

「聞く力」「受け取る力」が成長の糧に

宇宙という科学とロマンに満ちた世界を舞台にモノづくりをしていく石垣さん。オンとオフを相互に充実させつつ、真摯でありながらもリラックスした仕事への向き合い方が印象的でした。仕事の話をするその目はとてもキラキラしていて、ロケットや飛行機が好きだったという子どもの頃と変わっていないのかもしれません。開発した装置が宇宙空間で活躍するニュースが私たちに届くのもそう遠い未来の話ではないはず。それを目指して、今日も明日もシミュレーションが続きます。

株式会社BULL スペースエンジニア Profile 石垣 希(いしがき のぞむ)さん/20代
県外出身|栃木県在住
株式会社BULL
スペースエンジニア

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