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2024.2.9

地元栃木で叶えられた
仕事も遊びも全力の暮らし

星 亮貴(ほし りょうき)さん
栃木県出身|栃木県在住
県内大学(工学部大学院)に進学後、地元栃木で就職
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
CT事業部 CTSCM部 CT生産技術担当

日本のメーカーを支える技術者として、製造工程の自動化などを担当している社会人4年目の星さん。インタビュー中、「自分には栃木県を離れる理由がない」とはっきり言葉にされていました。星さんにとって栃木県で働く意味とは?仕事のやりがいや栃木の魅力をたっぷりお伺いしました。

日本シェアNo.1のCTをつくる誇り

―現在の仕事内容を教えていただけますか?

私が所属しているCT事業部は、キヤノンメディカルシステムズが日本シェア1位を誇っているCTの製造を担当しています。私はそのなかで生産技術担当として、CTを製造する工程において手作業で行っていることを自動化するシステムの構築などを行っています。製造や試験の工程のなかにはまだまだ手作業による部分が多いのですが、そうすると個人のスキルや経験によってかかる時間などにばらつきが出てしまう。それを自動化することによって、製造や試験の平準化が図られ、安定した生産ができるようになる…そのためのプログラミングなどをしています。

―そのような仕事のなかで、喜びを感じる瞬間ややりがいを感じるのはどのような時ですか?また、仕事を通して成長を感じることはありますか?

自分が手掛けたプログラムによって実際に製造工程がブラッシュアップされ、作業が平準化されるだけでなく、例えば1時間かかっていた作業が15分に短縮されたりすることで、生産コストの削減、生産量の増加、人員不足の解消などにつながり、ひいては利益率をアップすることに貢献できたと感じるときはやりがいを感じます。実際に現場担当の方から、「すごくラクになったよ!」なんて声を掛けられると、とてもうれしいですね。
成長したと感じることは、この仕事をして4年目になりますが、まずは技術者としてのスキルが上がったこと。また、この仕事は自分ひとりで完結するジョブはひとつもなく、部署内の方や製造の方の協力をいただくなかで進めていけるものなので、そのような連携に必要なコミュニケーション力は身についてきたと感じます。

日本シェアNo.1のCTをつくる誇り

地元である栃木県から
世界中の医療に役立つ機械を送り出す

―キヤノンメディカルシステムズに就職された経緯は?

私はもともと栃木の県北の出身で、大学へは自宅から通っていました。大学院に進み電気電子工学の勉強に没頭していた頃、栃木県内の企業の工場見学をする機会に恵まれたんです。その際にまさにここキヤノンメディカルシステムズの工場にも見学に来て、CTやMRIを製造するスケールの大きさに圧倒されてしまって!栃木県に、しかも地元である県北に、このような世界に通ずる医療機器メーカーの拠点があるんだ!と知って興味をもちました。
また、大学院で学んでいることがしっかり仕事に活かせるということも、就職したいと思ったきっかけのひとつとなりました。

―他の企業も検討されたかと思いますが、決め手はなんでしたか?

医療は高齢社会の日本においてこれからも必要不可欠な分野ですし、そのなかでもキヤノンメディカルシステムズのCTは日本シェアNo.1であるという実績にも惹かれました。また、ここで製造されたCTなどの医療機器は世界中の医療現場で使用されていることも知り、自分の仕事が世界中の人の医療に貢献できるのではないか、という希望のようなものを感じ、こちらに決めさせていただきました。

地元である栃木県から世界中の医療に役立つ機械を送り出す

家族や友人との物理的な距離の近さも大切

―栃木県に就職を決めた理由はありますか?

私は生まれ育った環境や親の影響もあって、アウトドアで遊ぶことが大好きなんです。趣味が本当にたくさんあって、キャンプ・釣り・スキーやスノーボード・野球・ゴルフ…と、土日の方が忙しいくらい(笑)。 なので就職活動をするときに、東京などの都心部に出ていくことにはメリットを感じなかったですね。このまま地元で暮らす方が、自分の趣味を楽しめるからです。
それとやはり、両親や友人たちとの物理的な距離の近さは大切でした。心の支えでもありますし、何かあったときにすぐに助け合える距離にいたかったんです。
もし、自分の学んできたことを活かせる企業に出会えなかったら悩んだかもしれないけれど、それも叶うキヤノンメディカルシステムズに出会えたので、何も迷うことはなかったですね。

家族や友人との物理的な距離の近さも大切

仕事とプライベート、メリハリをつけてどちらも全力で打ち込みたい!

―これから会社でどのような仕事をしていきたいですか?

私が所属しているCT事業部は国内シェアNo.1ということもあり、社内でも重要な部署であるので、部の人たちはみんな責任と誇りを持って仕事に取り組んでいます。先輩方はみなさん仕事とプライベートのメリハリをつけて仕事をされており、自分もそうありたいと思っているので、とてもやりがいがあるし働きやすい環境ですね。
40〜50代の先輩方が培ってきたノウハウを私たち20代に教えてくださる関係ができているので、しっかりそれを吸収して、それを自分も次の世代に受け継いでいきたいです。

―最後に就活生へのメッセージをお願いします

学生の頃は、同じ世代、気の合う仲間といれば成り立ちますが、社会に出ると世代も考えも様々な人たちと連携して仕事を進めていくことになります。ひとりで完結できる仕事はないので、コミュニケ―ション力は本当に重要。なので学生のうちから、意識的に周りの方とのコミュニケーションをとるようにしていると、社会に出てスムーズに仕事ができるんじゃないかと思います。
それから、栃木県はアウトドアの趣味を楽しむのに最高の環境!そういう趣味が既にある人も、これからやりたいなと思っている人も、それを目当てに栃木を就職地の候補に入れても良いんじゃないかと思います(笑)!ぜひ、この栃木県で一緒に世界の医療に貢献しましょう。

仕事とプライベート、メリハリをつけてどちらも全力で打ち込みたい!

「趣味が渋滞してるって言われます」と笑って話してくださった星さん。会社で見せる技術者としての推進力は、充実したプライベートから得る満足感もパワーとなっているのだろうと思いました。「高効率・高品質・低価格を目指して取り組んでいます」と話されていた医療機器づくりに、これからも全力で取り組んでくださいね。

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