2024.1.9
女性初の営業担当として
栃木の魅力を発信し続けたい
鈴木 佑佳(すずき ゆか)さん
栃木県出身|栃木県在住
県外の大学院に進学後、栃木県にUターン
栃木乳業株式会社
営業部
2024.1.9
鈴木 佑佳(すずき ゆか)さん
栃木県出身|栃木県在住
県外の大学院に進学後、栃木県にUターン
栃木乳業株式会社
営業部
栃木乳業初の女性営業として活躍しているのが、20代の鈴木さん。「お客さまと話している時が一番楽しい」という言葉がお話の中で何度も出てきた鈴木さんは、「営業」という肩書を超えたさまざまな仕事をこなしています。
どちらかというとインドア派だという鈴木さんが営業として奮闘している日々の仕事ぶりや、地元栃木で働く理由をお伺いしました。
―現在の仕事内容を教えていただけますか?
主な業務としては、自社製品をお取り扱いいただいているスーパーや道の駅等を訪問し、販売促進を行っています。また、中沢乳業の代理店でもあるため、クリームをお取引いただいている洋菓子店等を訪問し、情報提供を行います。
また、道の駅、サービスエリア、観光施設においては、年間を通して行楽シーズンの入れ込み(売り場づくり)計画を行います。前年の売上実績を基にお客様と相談しながら売り場のイメージや入れ込みの数量等を決めていきます。連休前の入れ込みはかなりの数量になるため、配送者のフォローをする形で陳列作業を手伝います。また、追加の納品・陳列作業も対応します。その他にデパートやイベントでの催事に出品する際は、大規模な取引になることもあります。配達や発送の手配、その予定に合わせた製造数の連絡や保管場所の確認など、他の部署の方と連携を図り、段取りを組みながら手配をすることで規模の大きい注文にも対応しています。
牛乳や生クリーム等、取り扱う製品のほとんどが重いです。配送や陳列、梱包の機会も多々あるので、自然と腕力がつきました(笑)。
―そのような仕事のなかで、喜びを感じる瞬間ややりがいを感じるのはどのような時ですか?
お客さまとお会いしているときが一番楽しいです。納入先の担当者の方はもちろん、経営者の方やスーパー等のバイヤー職の方、ケーキ職人の方など、普段なかなか接する機会がないような方とお仕事を通して会話をすることで勉強させていただくことも多いですし、刺激になります。先方から信頼されていると感じる時が一番嬉しく、やりがいを感じます。また、道の駅等の売り場や催事で自分が工夫して陳列した商品の売れ行きが好調だった時はとても嬉しく、やりがいを感じます。
―栃木乳業に就職された経緯は?
私は栃木県で生まれ育ちました。大学時代のうち2年間は東京でひとり暮らしもしましたが、大学院に進んでからは自宅から通っていました。大学や大学院では人文学系を専攻していたのですが、その研究は地方に出向いて町の人に声を掛けてお話を伺う、というような手法もありました。その経験がとても楽しかったので、自分はパソコンなどに向かう仕事より動いて人と接する営業職がしたいなと思いました。
「実家で飼っている愛犬の世話をしたい」というのが、栃木で就職活動をした一番の理由。地元で、営業職で、という希望で探している時に、栃木乳業に出会いました。
―実際に栃木乳業で働かれて、ご自身に変化などはありますか?
研究の一環として取材をすることもあり、人と話すことは好きではあったのですが、実は「得意」ではないと感じていました。なので営業になりたての頃は喋るのもちょっと苦手で…。先輩に教えていただいたり助けていただいたりするなかで、少しずつできるようになってきました。
でも、今こうして自分が営業先のお客さまと良い関係でやりとりできるのは、これまでの営業担当の先輩方が長年かけて築いてきてくださった信頼のおかげだと思っています。自分の力だけじゃない、ということに気づけることに、自分自身の精神的な成長を感じますね。
―県外の暮らしも経験されましたが、なぜ地元に戻られたのですか?
やはり、実家の愛犬の存在が大きくて、愛犬と過ごす時間を作りたかったのが一番の理由ですね。東京などで一人暮らしをするのも魅力的ですが、やはり愛犬と一緒に暮らす時間には替えられないと思いました。
また、栃木で暮らすもの悪くないです。会社がある栃木市は県内でも東京へのアクセスがしやすい地域だと思います。栃木駅は浅草まで乗換なしで行ける東武線が通っていますし、休日には気軽に東京へ遊びに行くことができます。そういった利点がありますので、平日は愛犬と過ごして癒されて、休日はたまに東京へ足を運んで楽しむという感じで充実した日々を過ごせていると感じます。特別な理由があって地元での就職を選んだわけではありませんが、今は栃木で就職して本当によかったと思っています。
―これから会社でどのような仕事をしていきたいですか?
今、営業を担当していますが、ずっとお客さまとお話できる仕事をしていきたいです。実は、栃木乳業は確固たる商品とそれを販売してくださるお店との関係が確立されているので、宣伝部や広報部がないんです。でも今後はもっと、まだ届いていない地域やお店にも広めていけるように、もしそういう部ができるならチャレンジしたいですね。
―栃木乳業が求めている人物像はどのようなものだと思いますか?また、どんな人と働きたいか、教えてください。
やはりコミュニケーション力はとても大切ですね。お客さまとのコミュニケーションはもちろんですが、社内で他部署の方とのさまざまなやりとりにも、その力は一番重要になってくると思います。それと、対応力。仕事をしていく上では、一度では伝わらないこと、できないこと、でもやらなくてはいけないこと…などさまざまな交渉事が起こります。そのような時に、駄目なら仕方ないと諦めるのではなく、ならばこうしよう、ではこうしてはどうか、などと話し合うことで先に進める道を見つける力が必要だと思います。
社内はアットホームな雰囲気で、先輩も本当に親身になって諦めずに教えてくれます。「お客さまを大切にする」という信念も共有しているので、それに向かってベクトルを合わせて進む一体感もあります。何より自社の製品に誇りを持ち、自信をもって勧められるのが栃木乳業の自慢。そのような気持ちを共にもって働ける仲間が増えたら、うれしいです。
「お客さまから栃木乳業の商品の味を褒められるととってもうれしい!」と笑顔で話されていた鈴木さん。上司の方も最初は初の女性営業として心配していたそうですが、今ではすっかりお客さまに信頼され愛される営業になったと安心されていました。今後は得意な絵を営業にも活かしていきたいという構想もチラリと伺い、今後の活躍もとても楽しみです。
Profile
鈴木 佑佳(すずき ゆか)さん/20代
栃木県出身|栃木県在住
栃木乳業株式会社
営業部